顧客に選ばれるためにも“価格の透明性”が不可欠
佐々木:今後はSaaS業界全体で、価格に対する透明性が高まっていくと考えています。Webサービスやアプリケーションといった領域だと、価格を明示しない企業が多いですよね。ただ、価格を明示しておかないと、サービスを選ぶ側が検討の俎上に載せてくれなくなると思うんですよね。弊社はシンガポールでも事業を行っているのですが、シンガポールでは口コミを集めたりしてSaaSのプライシングを透明にしよう、という動きがあるんです。
小林:プライシングが透明になったとしても、契約前の“値引き”が前提となる可能性はありますよね。チャーン防止のために契約期間を短くしたり値引きしたりすることはありますか?