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矢野経済研究所、企業の攻め・守りのDXに関する調査結果を発表

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 矢野経済研究所は、国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み状況について調査を実施し、DXに対する意識や意欲に関する考察を発表した。国内の民間企業523社の回答(平均値)は革新的な取り組み(攻めのDX)が3.37、IT刷新(守りのDX)が3.78と、どちらのDXに対しても消極的な姿勢が明らかになった。

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 今回の調査では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を、革新的な製品やサービスの開発、ビジネスモデルの変革、イノベーションを実現する「革新的な取り組み(攻めのDX)」、基幹システムの刷新やテレワーク対応、既存業務効率化、業務プロセス・組織風土・企業文化を変革する「IT刷新(守りのDX)」の2つに分類し、国内の民間企業および公的機関523社・団体に対し、郵送アンケート調査を行った。

 アンケートでは、革新的な取り組み(攻めのDX)への意欲とIT刷新(守りのDX)に対する意欲、それぞれについて8段階の数値(「8」が積極的、「5」が普通、「2」が消極的、初めて聞いたを「1」としている)で回答を得た。そのため、数値が大きいほど積極的であることを示している。

 国内の民間企業および公的機関523社の平均値は、それぞれ革新的な取り組み(攻めのDX)が3.37、IT刷新(守りのDX)が3.78であった。どちらも「普通」を示す5を下回り、企業のDXに対しての消極的な姿勢が明らかになった。また、僅か0.41ポイントではあるが、IT刷新(守りのDX)への意欲が革新的な取り組み(攻めのDX)への意欲を上回っていた。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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