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中部電力とKDDI、変電所での5G共同検証を開始 現場業務の効率化・レジリエンスの強化を目指す

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 中部電力とKDDIは、変電所における現場業務の効率化とレジリエンスの強化に向け、5Gを活用した共同検証を10月1日から開始する。

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 両社は、中部電力パワーグリッドの大高変電所と中部電力の研究所の2拠点に5G環境を構築し、変電所の実環境における5Gの通信性能の検証とともに、ロボット・高精細カメラ・スマートグラスなどを用いた遠隔からの巡視や監視、作業支援などの実運用を見据えた検証を行う。

具体的取り組み

1.遠隔からの巡視ロボット運転操作

 現場業務の効率化や災害時の迅速な情報収集を目的に、5Gの高速・大容量、低遅延性能を活用し、中部電力と三菱電機で共同開発中の巡視ロボットの遠隔運転操作を行う。これにより、リアルタイム性が要求される遠隔からの運転操作の有用性を検証する。

2.高精細カメラやスマートグラスによる遠隔監視・作業支援

 5Gの高速・大容量性能を活用し、変電所の確認箇所を高精細カメラで撮影して遠隔監視を行う。これにより、高精細映像による遠隔監視の有用性を検証する。

 また、現場作業者が装着したスマートグラスの視界を遠隔にいる作業指示者に高精細映像で共有するとともに、作業指示をリアルタイムにスマートグラスの画面上へ表示させる。これにより、リアルタイム性が要求される遠隔からの作業支援の有用性を検証する。

3.MEC活用によるAI分析

 不審者の侵入監視や設備異常の早期検知、作業員の安全確認などを目的に、低遅延環境にある5GのMECを活用し、カメラからのストリーム映像をAIで解析する。これにより、MEC活用によるAI分析の有用性を検証する。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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