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三越伊勢丹三部氏が語る百貨店DX──「最高の顧客体験」を目指したビジネス戦略とIT戦略

Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.10:株式会社三越伊勢丹 三部智英氏

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顧客理解をさらに進めるためのデータ基盤

 ビジネスプラットフォームに加えて、データ基盤もDXには必要である。これまでの三越伊勢丹では、エムアイカード等からの顧客データと、POSの売上をもとに集計した購買データをもとにして、顧客分析や商品分析を行っていた。しかし現在活用しているのは、「顧客データプラットフォームアーキテクチャ」と呼ばれるデータ基盤である。

 かつてはPOSや商品、EC、クレジットに関する情報だけを活用していたが、ここに様々なサービスで得た顧客に関する様々な動的データを加えて、新たなデータ基盤を用意している。三越伊勢丹では靴、洋服、食品などと商品の項目も型数も多く、顧客の情報に商品情報を紐づけることによって、さらなる顧客理解を進めていくことが可能である。

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