住友商事は、TCMへの出資を通じ、アート思考を活用した個人の内面的な動機に根差した発想や顧客の感性にアプローチした新たな価値の提起と、デザイン思考を活用した顧客ニーズに対する課題解決を掛け合わせることで、独自性および競争優位性をもったビジネスモデルの創出を目指す。
住友商事は、幅広い産業においてグローバルにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してきた知見やネットワークを生かし、TCMとアート業界のDXを推進するとともに、不動産やリテイル事業との協業、アート思考を通じた新規事業開発のコンサルテーションなど、さまざまな事業領域でアートを通じた新たな価値創造に挑戦する。第一弾として、住友商事グループが手掛けるテラスモール湘南での地域文化に根差すアート作品を通じたコミュニケーション展開や、住友商事の出資先であるジュピターテレコムのアート関連事業との協業検討を進めていく。また、2019年10月から東京藝術大学との相互協力を開始しており、次世代の価値創造をリードする人材の育成も行っていくという。