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成功するDX=DESIGN×SI

NTTデータのデザイナー集団Tangityが考える、サービスデザイナーに必要な4つのエンハンスとは?

第3回(最終回)

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 NTTデータのデザイナー集団「Tangity」が発足して半年が過ぎました。コロナ禍において、世界4拠点をオンラインでつなぎ、ブランド構築のディスカッションを行いTangityのあるべき姿や価値などを決めてきました。そのなかに Tangityのマニフェストがあります。  システムインテグレーター(SIer)を源流として持つNTTデータが今、デザイナー組織をつくり、どのようなマニフェストを設定し、働くデザイナーはどのような価値観をもとに行動を起こしているのかを紹介します。

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SI企業から生まれたデザイナー集団としてのマニフェスト

 この5~6年の間に、経営やビジネスに直結するデザインの重要性が注目されてきたことを受け、多くのデザインファームやデザインコンサルタンシーがコンサルティング会社やシステム会社、事業会社などに買収されました。

 NTTデータのデザイナー集団「Tangity」は、グローバルで企業買収などを重ねてできあがった組織ではなく、NTTデータという企業体における個々のリージョンでデザインの価値を向上しようとする人たちが集まり、徐々に形成された組織です。そのため、活動方針を表したマニフェスト(宣誓書)もまた、デザイナー集団が個々のリージョンの自発的な活動から発展した設立経緯や出自を反映したものになっています。また、その中のいくつかはデザイナーにとって普遍的で共通的なマニフェストを体現しているように感じています。

Tangityのマニフェスト

“Together, we experiment, learn, act and transform.”

 キーワード一つひとつに意味があるので、簡単に紹介すると、

Together=Integrated, not constrained by geographies or disciplines.United supporting and trusting each other.
(今いるところや組織の決まりに縛られず、みんなで一緒になり、お互いを信頼し、サポートしよう)

 発足当時のTangityは4カ国から成立しており、また各国間でのシナジーが出ていなかったため、このTogetherの文脈は大事な言葉でした。

we experiment=Searching for the new, going out of the comfort zone defying standards.
(自分のコンフォートゾーンから抜け出し、新しいものを探しながら自分たちのスタンダートを再定義していこう)

 デザイナーの役割は常に進化しており、ここはすごく重要な意味を持つキーワードです。

learn, act=From each other’s experiences cultures, skills and passions. A hands-on approach, to make thinks happen.
(お互いの経験、文化、スキルやパッションを学び、手を動かしながら思っているものを形にしよう)

 デザイナーとはさまざまな組織、チームを越境してつなぎ、学んでいくことが多い役割です。そこで周りから学び、手を動かし続けるのは非常に重要です。形にしてみることにこだわることもNTTデータならではとも思います。

and transform=Bringing positive improvements through meaningful solutions that go beyond the expected.
(ユーザの期待を超えるソリューションを通じて、ポジティブな組織づくりに貢献していこう)

 これは特に最近デザイナーに求められることが多い、「ポジティブでイノベーティブな組織にトランスフォームすること」がキーワードとなっています。

 このようなマニフェストのもと、本稿ではTangity Tokyoに所属するデザイナーが各々で捉えていることを紹介してもらおうと思います。

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この記事の著者

河村 真理子(カワムラ マリコ)

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村岸 史隆(ムラギシ フミタカ)

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石澤 知紀(イシザワ トモノリ)

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