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パナソニック、サプライチェーン・ソフトウェアの専門企業「Blue Yonder」の全株式取得を決定

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 パナソニックは、世界トップクラスのサプライチェーン・ソフトウェアの専門企業であるBlue Yonder(ブルーヨンダー)の80%分の株式追加取得(56億米ドル)を決定した。なお有利子負債返済を含む買収総額は71億米ドル、企業価値は85億米ドルと見込んでいる。これにより、2020年7月取得済の20%株式と合わせ全株式を取得することになる。

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 パナソニックの推進しているデジタルトランスフォーメーション(DX)である「現場プロセスイノベーション」の進化で、サプライチェーンマネジメント(SCM)分野において、顧客の経営課題を解決するとともに、エネルギーの削減、資源の有効活用を通じて、地球環境の保全やサスティナブルな社会の実現を目指す。

 パナソニックが製造業として長年培ってきたインダストリアルエンジニアリングの技術とノウハウ、エッジデバイスとIoT に、Blue Yonder のAI/ML(機械学習)を活用したソフトウェアプラットフォームを組み合わせることで、複雑になっている需要・供給の変化をリアルタイムに把握し、ビジネスの意思決定をより正確かつ迅速に実行することが可能となる。

パナソニックとBlue Yonderのシナジー:現場プロセスイノベーションの加速

 パナソニックの社内分社で、樋口泰行氏が社長を務めるコネクティッドソリューションズ社は、注力領域である「現場プロセス」をコアにビジネス拡大を推進している。2019年11月には、日本でのBlue Yonderを設立、2020年7月に20%の戦略的株式投資を実施、2020年10月よりBlue YonderのS&OPを自社導入、さらに両社による共同マーケティング展開など、2社間の戦略的パートナーシップを加速してきた。

 パナソニックは、Blue Yonder の様々なサイバー分野でのケイパビリティを取り込むことで、さらに現場プロセスイノベーションを加速させる。最終的に両社で「オートノマス(自律的な)サプライチェーン」の実現を目指すという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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