この協業では、栗田工業が保有する水処理技術・ノウハウと、東芝ESSで開発しているエネルギーIoTサービス「TOSHIBA SPINEX for Energy」を融合させ、再生可能エネルギーの拡大に則した運転や、CO2排出量が少ない燃料の適用拡大を可能にするソリューションの提供を目指すという。
具体的には、排水処理設備における運転制御技術と、発電所内パワーサイクルの運転情報を管理している「TOSHIBA SPINEX for Energy」を組み合わせることで、排水の負荷変動に追従できる安定運転を実現。また、発電事業者や発電設備を保有する一般産業などの、排水処理設備で使用する薬品注入量の最適化を図ることで、発生する汚泥など廃棄物の削減といった、環境負荷低減にも貢献するとしている。