別府市とNTTデータは、別府市の特徴である「多様な市民の存在」および「豪雨被害が多発する九州地方という地理特性」と、NTTデータが持つ「防災分野における最先端のデジタル技術の開発実績およびノウハウ」をそれぞれ最大限活用し、別府市の誰もが安全安心なまちづくりの推進することを目的として協定を締結することに合意した。
協定の概要
- 協定の名称:誰もが安全安心なまちづくり推進に向けた連携についての協定
- 締結日:令和3年8月3日
- 協定の目的:ITを活用し、誰もが安全安心なまちづくりの推進に向け、市民一人ひとりの自発的な避難行動を支援することに関し連携して取り組むため
- 有効期間:締結日から令和4年3月31日まで
-
連携事項:デジタルファーストの推進による防災減災の高度化に資する取組み
市民一人ひとりの状況にあわせて避難行動の判断に必要となる防災情報を提供するための環境整備に資する取組み
市民への提供を目指す防災サービスの概要
このサービスは、行政からの情報発信を契機とした避難行動だけでなく、市民一人ひとりの自発的な避難行動を促すことが出来るよう、市民一人ひとりの状況(家族構成やペットの有無等)に合わせて避難の最適なタイミングや取るべき行動を通知するもの。なお、サービス構築にあたっては、高度数学やAI構築、シミュレーション技術などを組み合わせることに強みを持つArithmerと連携し、水害発生前に浸水高予測を可能にする「浸水予測AI技術」の開発に取り組み、市民の早い段階での避難を促進するサービスの提供を目指すという。