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キリンホールディングス、長期経営構想実現に向けグループ本社をリニューアル

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 キリンホールディングスは、国内グループ会社の本社組織を集約しているキリングループ本社をリニューアルし、2022年6月より新オフィスとして運用開始する。

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 今回のリニューアルは、

  1. イノベーション創発を目的とした共創空間
  2. 仲間との信頼関係を築くためのリアルな接点・つながりを生む場、チームビルディング
  3. 同じ場所で働くことで所属意識=企業ブランドを感じる場、価値観の共有

と再定義したオフィスのあり方の実現と、多様な働き方に対応したオフィス面積の適正化を目的に実施するもの。

 リニューアルを通じ、ソロワークとコミュニケーションワークを有機的に取り入れて業務の生産性を上げ、オフィスではリアルなつながりを重視したコミュニケーションワークの最大化を図っていくという。また、従業員一人ひとりが仕事の目的に応じて働く場所を主体的に選択することで「『働きがい』改革」を推進するとともに、キリングループの長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」の実現に向けた取り組みをさらに加速させることを目指す。

 「思いや熱意がつながるSTADIUM」をリニューアルコンセプトに掲げ、従業員が思いや熱意を共有し、“つながり”を感じながらともに新たな価値を創造していく場を提供していく。具体的には、下記7つのポイントでリニューアルを実施するという。

1.リアル接点拡大

  • オープンミーティングやコミュニケーションのためのスペースを拡大し、ソロワークスペースや個室会議室を縮小
  • 共創のための場を従来の約2割増やすとともに4つの機能に分け、従業員が集まりやすい各フロアの中央に配置

2.グループアドレス化

  • グループ会社・部署ごとに大まかに指定した座席エリア内において、原則フリーアドレス化
  • 仕事の目的に合わせて適切なフロア・エリアを柔軟に使い分ける

3.リモートワーク対応

  • Web会議に適した環境(部屋・設備)を整備
  • ウェビナールームを新設し、リアルとリモートのどちらにも対応しやすいオフィスを構築

4.デジタルオフィス化

  • 各座席のリアルタイム在席情報をサイネージやスマートフォンから位置検索・確認が可能
  • 各座席や会議室の活用状況を情報収集・分析することで、継続的なオフィス活用に関する改善に活用
  • 受付の無人化

5.ペーパーレス推進

  • 書類などの物や場所に縛られない働き方を推進するため、原則100%ペーパーレス化を目指し、保管スペースおよび倉庫を削減
  • 個人保管用のサイドワゴンを廃止し、小規模な個人ロッカーを一人一個ずつ準備

6.フロア集約

  • 現在は2Fおよび17-21Fにまたがるフロアを18-21Fに集約。総面積を約2割削減する一方で、一人あたりの執務スペースは約2倍に拡大
  • グループ本社在籍者の最大50%が同時出社しても執務可能なスペースの整備

7.役員エリアの見直し

  • 役員と従業員間のタイムリーでカジュアルな交流促進のため、役員執務席は従業員と同じエリアに設置

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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