このフィールドテストに先立ち、ソフトバンクと九州大学は、2020年5月からLPガス容器の配送最適化に関する共同研究を続けてきた。先端的な数理モデルを用いてAIを進化させる研究を行っている、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(以下、九州大学MI研究所)の数理計算インテリジェント社会実装推進部門が2つのAIモデル(ガスの残量予測モデル、配送計画・ルート策定モデル)を作成し、ソフトバンクがこれらのAIモデルを活用したLPガス容器の配送最適化を可能にするシステムを開発して、検証を行っている。
今回のフィールドテストは、これまでの共同研究の結果を実際の配送現場で検証することを目的に実施するもの。ソフトバンクは、フィールドテストを含む共同研究の結果を基にシステムの改善を行い、来春をめどにLPガス容器の配送最適化サービスとして実用化を目指すという。