- 講座名: 新規事業開発のための「プロトタイピング」実践講座【オンライン】
- 日 時: 2021年12月2日(木)10:00~18:00
- 場 所: オンライン(Zoom)
- 詳 細: イベントページ
「事業アイデア公募後にそのアイデアが実行に移されない」という、“新規事業あるある”として語れることが多い課題。この課題を解消するには、事業アイデアの検証手段である「プロトタイピング」を正しく活用することが近道となります。
本講座は、講師による「多くのプロトタイピング研究の参照」と「企業での実践」の知見を統合して、事業開発担当者に向けて体系化したものです。
「実際の講座内容を詳しく教えて欲しい」とのお問い合わせをヒントに、講座内で解説するポイントを一部先行して公開します。
本講座で解説する、主要なプロトタイピングの種類
「プロトタイピング」は、以下の図のように目的別に4つの種類が存在します。
- 「価値」を探索していくことが目的
- 「実現可能性」を確かめることが目的
- 「ルック&フィール(見た目や感覚)」を確かめることが目的
- 「価値」と「実現可能性」と「ルック&フィール」を統合することが目的
本講座で解説する、事業開発プロセスごとにあるプロトタイピングの検証対象
どのようなプロトタイピング手段を選択すべきか。それは事業開発のどのプロセスで行う仮説検証なのかによって異なってきます。
- アイデアやコンセプトを検討している段階では「価値」を検証する
- 「価値」が見えてきたら「実現可能性」と「ルック&フィール」を検証する
- 最終的に「価値」「実現可能性」「ルック&フィール」を統合する
本講座で解説する、プロトタイピング戦略「3つの要素」
講義では、事業開発プロセスにおいて体系的にプロトタイピングを活用するための「プロトタイピング戦略」を解説します。
上記図3のように、プロトタイピング戦略には3つの要素があります。講座では実践例なども含めて解説します。
本講座で行うワークショップに関して
デジタルプロトタイピングツール「Prott」の基礎レベルのレクチャーを行った後、以下のような手順でワークショップを行います。
「プロトタイプ制作」パート
本講座用に作成した仮想の「事業アイデア仮説」を用いて、対象となるアイデアがどの事業開発プロセスにあるのか、どの種類のプロトタイピングによって検証するのかを、図1、2を参照しながら決定します。また、実際の事業アイデアを検証するために、「Prott」を使ってプロトタイプを作成します。
「インタビュー」パート
事業アイデアの対象となる仮のユーザー(ペルソナ)となる方に、実際にオンラインインタビューを実施します。「インタビュー方法」などはTipsをワークショップ内でポイント解説します。
「プロトタイプ修正」/プロトタイプ発表
グループでインタビュー内容のどの部分をプロトタイプの修正要素として採用するのかなどを議論し、プロトタイプを修正した後、グループで発表を行います。
新規事業アイデアの具体的な事業化に課題を持つ、担当者・責任者にとって、他にはない新規講座となります。是非、参加をご検討ください。
講師プロフィール
三冨 敬太(みとみ けいた):株式会社bridge
2021年より株式会社bridgeに参加。プロトタイピングを短期間で身につける実践型研修「The Prototyping Learning Sprint」などを推進。プロトタイピング専門会社S&D Prototyping、障害のない働き方をデザインする veernca、創造性の発揮を推進する組織やプロジェクトをデザインする会社Tsukuru to Ugoku Designを創業。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科でプロトタイピングを研究。サイゼリヤがとても好き。
大長 伸行(おおなが のぶゆき):株式会社bridge 代表取締役 プロジェクトデザイナー
2009年よりデザインファームのコンサルタントとしてデザイン思考を活用した商品・サービス開発、イノベーション人材育成プロジェクトをリード。2017年1月株式会社bridgeを創業。多様な業種、組織の200を超える新規事業・人材開発プロジェクトを横断し得た数々の失敗経験を形式知化し、企業内新規事業の創出とイノベーション組織づくりを支援する。特技は、後先考えずに安請け合いすること。