住友林業、損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)、SOMPOリスクマネジメント、トルビズオンの4社は、愛媛県新居浜市でドローンによる物資運搬実証実験を実施した。
本実証実験では、東京から遠隔で愛媛県新居浜のドローンに運航操作を行い、「ドローンの超長距離間における遠隔飛行制御と運航監視」技術が実証されたという。陸路で30分以上かかる道のりを空路によって10分以内で到達できるほか、損保ジャパンのドローン保険により、事故が発生した場合でも安心な運用が可能だとしている。
住友林業は本実証実験の結果を踏まえ、今後はさらなる新技術や各種取り組みとの融合によって、森林上空における空路設置のあり方や、森林整備なども含めた活用への拡大、およびそれらに関するリスクアセスメント手法の開発など、森林の新たな価値を創造するという。
また、森林の環境調査、山間部過疎地域での物流、自然災害時における山間部の災害調査や、ヘリコプターが対応困難な支援物資の緊急輸送など、社会課題の解決に向けた取り組みを加速するとしている。