伊藤忠商事は、需要予測型の自動発注システムを展開するシノプスと、食品ロス削減・物流の効率化を実現する食品デマンド・チェーン・マネジメント構築に向けた業務提携契約書を締結した。
両社は、シノプスの需要予測・自動発注におけるノウハウと、伊藤忠商事の多様なネットワークを活かして、小売業の需要情報を、卸・メーカーに対して一気通貫で連携させる食品のデマンド・チェーン・マネジメントを構築していくという。また、将来的には両社での合弁会社設立も視野に入れ、食品バリューチェーン全体の需給最適化を実現し、食品ロスの削減やホワイト物流推進運動への貢献を目指すとしている。
業務提携概要
- DCMプラットフォーム構築:小売の需要予測、発注情報及び在庫情報等を小売、物流センター及びメーカーにつなげるシステム全体の構築
- 流通業全体のDX推進:プラットフォームを活用した小売店舗配送、小売共配センター運営及びメーカー物流等の各段階における業務効率化
- SDGsへの貢献:両社での取組みを通じた食品ロス、CO2排出及び働き方改革等への貢献
- 合弁会社の設立検討:両社で事業を行うことを目的とする合弁会社の設立検討