日本製鉄は、エクサウィザーズと共同で、製鉄現場の重機操業における効率的な技能伝承を実現するため、熟練作業者の作業状況を可視化するデータ解析基盤を構築した。2022年2月より、日本製鉄東日本製鉄所君津地区で実証実験を開始している。
今回日本製鉄は、エクサウィザーズが提供する「exaBase ロボティクス」を用いて、以下のような現場にある各種情報、データを連携し、現状作業の可視化を実施。
- センサーデータ:重機の操業位置、速度等
- 動画データ:スラグ分離作業の状況、溶融物の状態等
- 操業情報:処理日時、作業者情報等
作業員の熟練度合いを解析することで、勤続10年以上の作業員がもつ操業技術を可視化し、新人作業員でも同等の操業が行えるように作業を支援するソフトウェアの検証を開始している。今後、熟練度合いに関わらず、作業の均質性を保つことが期待され、東日本製鉄所君津地区にて取り組みを継続していくという。