DXが「デジタル化のためのデジタル化」とならないようにするには
次にウェイド氏はDXで企業が陥りやすい“3つのミス”について説明した。
1つ目は「デジタル化のためのデジタル化」だ。DXにおいて、実現目標は合理的か考える必要がある。たとえば、「デジタル化をさらに進める」という目標は、一見問題ないように見えても非常に危険な場合があるという。なぜなら、DXに関連する技術そのものに注目しすぎて、組織にもたらされる価値を見失ってしまうからだ。最も大切なことは業績の向上であり、センスのいいデジタルツールが業績に貢献するとは限らない。