グッドパッチは、丸井グループとの合弁会社「Muture」を2022年4月27日に設立することを発表した。グッドパッチとして初の合弁会社設立(予定)となる。
グッドパッチはスタートアップから大企業までの多くの支援経験がある。今回、デザインパートナーとしてさらに踏み込んだパートナーシップを実現するとともに、丸井グループとのより強固な連携を確立し、両社の強みを生かしながら、新会社を通じて事業と組織の両輪で新たに実験的な取り組みを行っていきたいと述べている。
Muture設立の背景
今回ともにMutureを立ち上げる丸井グループとは、2021年7月からデザインパートナーとして丸井グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にむけた支援を開始。経営課題の特定や戦略策定支援に取り組み、同社とも良好な関係を構築してきたという。グッドパッチでは、丸井グループとグッドパッチによる経営レベルでのパートナーシップにより挑戦的かつ創造的な課題解決の取り組みが可能と考え、合弁会社の設立に至ったと背景を語っている。
丸井グループは長年の実店舗経営から金融領域まで幅広い事業経験を有しているだけでなく、「共創」を掲げて積極的に社外からのイノベーション導入に対する投資を進めている。これらの経営資源に、グッドパッチのデザイン人材による、デジタル領域を中心としたデザインの知見を掛け合わせることで、丸井グループのDXを実現するとともに、様々な領域におけるデザインによる価値創造を目指すと両社は述べている。
Mutureは、小売、フィンテック、OMOなどの領域における丸井グループのDX事例の創出を推進。その後、培った事業ノウハウを活用し、丸井グループ外への事業展開についても検討を進め、また、Mutureの経営陣にグッドパッチのデザイナーが参画する予定だという。グッドパッチはMuture設立を通し、デザイン人材が創業時から経営に関与していくデザイン経営を実践すると共に、経営に取り組むデザイン人材の育成に一層注力すると語っている。