香川大学と日本マイクロソフトは、DX推進人材の育成を通じて大学改革と地域活性化に寄与するために、5月20日に連携協定を締結した。

　両者は、同協定に基づき、「DX推進人材の育成」「DX推進による大学改革」「DX推進による地域活性化」に取り組むという。

　またマイクロソフトは、香川大学と協議しながら以下の活動を提供していく予定だとしている。

1.DX推進人材の育成

• 同大学の学生がMicrosoft Learnなどを利用して、クラウドやセキュリティなどの技術を学ぶのにあたり、カリキュラム作成と実行環境構築を支援
• データサイエンス教育やAI教育に必要な、学習環境と学習コンテンツを提供
• 学習成果に基づいたAI構築や、AIを用いたシステム開発など、実務的スキルの獲得を支援

2.DX推進による大学改革

• 大学改革の実現に向けて、同大学の教職員や学生がMicrosoft Power Platformを利用。「業務の分析」「環境への対応」「業務の自動化」「データの蓄積」の4項目を達成できるアプリケーションを内製開発できるように、カリキュラムや学習コンテンツを提供
• 前項の取り組みで内製開発したアプリケーションやシステムを、全国の大学や教育機関に共有・活用してもらうための仕組みを作る
• 大学改革に向けた同大学の取り組みを、ウェビナーなどで発信

3.DX推進による地域活性化

• 同大学が2022年後半に開設予定の「Kadai DX塾」において、DXに関する社会人の学び直しや、DXで新たに生まれる業種・職種に対応したリスキリングプログラムの開発を支援
• 同大学に必要となる、教職員・学生・自治体・地域企業などが、現地もしくはバーチャルで集まる拠点やコミュニティの形成を支援