デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト トーマツ)と京都先端科学大学(以下、KUAS)は、クラウドを利用しリアルタイム言語処理AI技術を駆使してブレインストーミング(ブレスト)を支援・活性化・増幅する新しい教育DXアプリケーション「エデュブレイン(eduBrAIn)」を開発し、KUASにおける工学部スタートアップゼミの授業にて5月19日より導入を開始した。
エデュブレインは、ブレストの議論内容を自動的に要約するとともに、ブレストを行っている各グループおよび発言者の発言量から議論の盛り上がりの可視化、キーワード抽出を行えるアプリケーション。学生は、各自のノートPCまたはスマートフォンからエデュブレインにアクセスするだけで簡単に利用でき、教員は、可視化された情報を確認し、適切なタイミングで各グループの学生の議論に参加し議論を活性化することができる。また、エデュブレインのブレスト支援機能を活用することにより、一人の教員が複数のグループをファシリテートすることが可能となるという。
デロイト トーマツとKUASは、「エデュブレイン」を学生中心の学び(Student-centered higher education)を実現する教育DXを実現するための手段と捉えており、今後AIによる関連情報、ヒント・アドバイスの提示機能の付加によるブレスト活性化機能や、感情分析などの機能を盛り込み、エデュブレインをより進化した教育DXアプリケーションに発展させる予定だとしている。