経理AIエージェントを手がけるTOKIUMは、2026年5月27日、全国の経理担当者946人を対象としたAI活用実態調査の結果を発表した。本調査は4月17日から24日にかけてインターネットにて実施された。

調査結果によると、「AI活用は重要」と回答した経理担当者は65.4%にのぼった。これは昨年の49.8%から15.6ポイント増加しており、経理業務におけるAI活用の認識が拡大していることが明らかとなった。
実際にAIを経理業務へ活用している企業は27.8%で、前年(18.9%)から8.9ポイント増加と、約1.5倍に増えている。「導入を検討している」と回答した企業(24.4%)も含めると、AI活用に前向きな企業は計52.2%となり、前年(38.0%)から14.2ポイント増となっている。経理業務のAI活用は、これまでの約4割から過半数の企業へと急速に広がっている。
一方で、AI導入の運用フェーズにおける課題も増えている。「AIの運用管理やデータ分析を担う専門人材・ノウハウの不足」が49.5%と最も多く、前年から14.5ポイント増となった。続いて「AIを使いこなすための操作スキル・知識の不足」が42.5%、「導入後の継続的な運用サポートや従業員への定着支援の不足」が31.5%(前年比+13.1ポイント)、「既存業務システムとのデータ連携やシステム連携の不備」が28.1%(前年比+8.3ポイント)と上位を占めている。これらはいずれも前年比で10ポイント前後増加しており、現場における運用定着や専門人材確保、既存システムとの連携が大きな壁となっている。
TOKIUMでは、経理業務のDX推進を目的とした「Move AX」プロジェクトを進めており、AIエージェントの開発・提供のほか、実態調査や導入事例の公開、ウェビナー等を通じ、企業の経理業務変革支援に取り組んでいる。
本調査の結果から、経理の現場ではAIの重要性認識が急速に高まり、実際の導入も進むなか、今後は「いかに使いこなすか」に焦点が移ってきていることがわかった。経理部門責任者や経営企画担当者にとっては、運用人材の育成や定着支援体制の強化、システム連携強化が、AI活用の成功に不可欠なポイントになっている。
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