KDDIスマートドローンは、7月1日から、ドローンの遠隔自律飛行に必要な運航管理システムに接続された機体を対象に、目視外飛行時の事故・障害などのリスクに対応する賠償責任保険を提供開始する。なお、「スマートドローンツールズ 4G LTEパッケージ(以下、4G LTEパッケージ)」(月額49,800円/サービスID、税込)に無償で付帯するという。
同社はこれまで、12月の法施行が予定されている「有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)」を見据え、ドローンの遠隔自律飛行に必要な運航管理システムなどのツールをそろえた「4G LTEパッケージ」を提供してきた。
「4G LTEパッケージ」の運航管理システムに接続されたドローンは、飛行中の映像やテレメトリーが4G LTEを経由してクラウド上に保管される。このため、機体の破損や回収不能により事故発生時の状況確認が従来難しかった場面でも、クラウド上のデータを確認することで、原因解明や責任範囲の調査が可能となる。これにより、従来は高額になる事故賠償保険を、「4G LTEパッケージ」利用者を対象に無償提供できるという。
同社は今後、スマートドローンと損害保険を組み合わせて、ドローンのレベル4時代を支える新しいサービスを開発予定だとしている。