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グッドパッチ金氏とSTUDIO ZERO仁科氏に聞く、2026年の注力テーマ

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 既存事業の枠組みを超えた「新たな価値創造」の重要性が増す中、事業開発の伴走者である支援会社は、激動の市場をどう読み、次なる一手をどう描いているのでしょうか。Biz/Zine編集部は、日本企業の新規事業開発やオープンイノベーションを牽引する各社にメールインタビューを実施。2025年の象徴的な取り組みと、2026年の注力テーマを伺いました。今回は、グッドパッチとプレイドSTUDIO ZEROのコメントをご紹介します(掲載は五十音順)。

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2025年は「模倣されにくい独自解」を創出するアプローチを強化(グッドパッチ)

2025年の象徴的な取り組みを振り返って

 生成AIが事業の前提を大きく変える中、AIを軸にクライアントの事業を持続的に支援するための仕組みを強化した一年でした。AIにより、私が戦略コンサルタント時代に数週間をかけていたリサーチや分析が数日ででき、ロジック中心の成果物は模倣されやすくなりました。これはクリエイティブ領域でも同様で、デジタルプロダクトのプロトタイプが誰でも作れる時代です。

 こうしたサービスの均質化の流れの中で当社が最も重視したのは「クライアントのビジネスが選ばれる理由をどう作るか」という問いです。機能が似通うほど情緒的価値や体験価値の重要性が高まるため、デザインファームらしく顧客・現場との共感や実験、感情を手掛かりに「模倣されにくい独自解」を創出するアプローチを強化中です。

 その方向性を象徴する海外事例の一つが韓国のAI「zeta」かもしれません。月間総利用時間がChatGPTの1.5倍に達するほどで最も愛されているチャットボットです。単なるAIではなく「好きなキャラクターと友達になりストーリーを共創」という体験で多くの若手に支持されています。

株式会社グッドパッチ Design Strategist 金 東眩氏

株式会社グッドパッチ
Design Strategist
金 東眩氏

米系戦略コンサル・米国のFintechスタートアップ・国内トップメガベンチャーの戦略企画として事業戦略構築から業務改革まで幅広く経験した後、グッドパッチへ入社。グッドパッチ入社後は、「デザイン x AI」を活用した事業戦略・事業開発を支援する組織の立ち上げに携わり、新組織をリード。

「現場のリーダーシップ」の価値を問い直した(STUDIO ZERO)

2025年の象徴的な取り組みを振り返って

 2025年は、多くの日本企業が直面する「変革の停滞」に対し、決してスマートな方法だけではなく、泥臭く向き合い続けた一年でした。外部パートナーに頼ってもなお前進しないプロジェクトや、社内政治の壁に阻まれて動かなくなった構想──。そうした困難な現場に入り込み、私たちは当事者としてクライアントと共に悩み、汗をかくことで、膠着(こうちゃく)した状況を一つひとつ打開してきました。

 ときには一企業の論理だけでは解決できない課題に対し、企業間の壁を超えた連携プロジェクトを組成し、私たちがその結節点となって推進することもありました。これらは決して派手な「成功事例」として完成されたものではないかもしれません。しかし、理想論を語るだけではなく、現場の摩擦を恐れずに「地道な一歩」を高速で積み重ねることこそが、私たちの掲げる「産業や社会の変革を加速させる」というミッションへの最短距離であると確信しています。

 2025年は、美しい戦略を描くことよりも、困難な現実を直視し、そこから逃げずに推進する「現場のリーダーシップ」の価値を問い直した年となりました。

株式会社プレイド STUDIO ZERO代表 仁科 奏氏

株式会社プレイド
STUDIO ZERO代表
仁科 奏氏

NTTドコモ、セールスフォース・ドットコムで営業/営業企画などに従事。当社のSaaS事業の営業活動全般をリードし、上場に貢献。その後、PRTableにてCFO/CPOとして全社業績の大幅改善を実現。当社復帰後にSTUDIO ZEROを立ち上げ、現在管掌中。三井物産と共同で立ち上げた株式会社ドットミーの経営アドバイザー。人的資本開示の国際規格「ISO30414リードコンサルタント」。自治体DX外部人材スキル標準「プロデューサー」(CIO補佐官等)。武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所 連携研究員。早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。

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2026年は「AIを組み込んだプロセスのデザイン」へ(グッドパッチ)

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