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AVEVAとNEC、プロセス産業のDX推進・データドリブン型ものづくりの実現に向け協業を開始

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 AVEVAと日本電気(以下、NEC)は、日本のプロセス産業における工場のDXを推進し、高品質・高効率なものづくりを持続的に行うデータドリブン型ものづくりの実現に貢献することを目的とした協業を開始した。

 協業の概要は以下のとおり。

  • データドリブン型ものづくりの構想企画からシステム導入まで一気通貫で繋げる推進方法論を両社で強化、開発、提供
  • データドリブン型ものづくりの実現に向けて、NECの「ERP」「SCM改革ノウハウ」「PLM」「ものづくりデータプラットフォーム」「MI」などと、AVEVAの「MES」「PIMS」などを組み合わせた先進的なDigital Twin Platform(IT領域・OT領域を兼ね備えた統合基盤)を提供
  • 両社がプロセス産業の顧客に対して導入を支援してきた実績をベースとして、今後、日本の機能性化学および食品業界に対するテンプレートを開発、提供
  • 両社共同で、システムの導入・構築、顧客開拓・マーケティング活動を行う体制を確立。同領域で2026年度までに40億円規模の事業を目指す

 両社の協業による提供価値は以下のとおり。

生産労働人口・熟練技術者の減少に対するものづくり力の維持・強化

 工場における製造品の検査値などのデータや設備の稼働データをAIで可視化・分析し、これまで熟練技術者が勘・コツで行っていた製品品質管理のノウハウを形式値化。これにより、非熟練者であっても高品質なものづくり・高効率な操業が可能だという。

事業のレジリエンスを向上

 AVEVA製品の活用により、海外を含めた国内外の工場に同一のシステムの展開が可能。これにより、工場の状況をデータで可視化し、市場の変化に応じて迅速に増産・減産などの事業判断を行うことができるという。また、これらのデータからPDCAを回すことで、意思決定を加速し、事業のレジリエンスを向上させるとしている。

社会からの高度な品質要求への対応

 自社工場内でオペレーションミスの抑止やトレーサビリティに加えて、サプライヤや顧客をまたがるサプライチェーンのデータを結合・活用することで製品品質の改善や品質保証強化により企業の社会的信頼性の向上に貢献するという。

データドリブン型ものづくり
[画像クリックで拡大表示]

 両社は今後、ITとOTのデータ連携の促進や工場のデジタルデータを利活用し、顧客のデータドリブン型ものづくりの推進を支援していくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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