NECは、Project Management Institute(PMI)と戦略的パートナーシップを締結し、ディシプリンド・アジャイル(DA〈TM〉)のコンサルティングパートナーとなることを発表した。
同パートナーシップを通じて、NECはDAを自社のビジネス変革の参照モデルとして利用するとともに、顧客への課題解決のコンサルティングビジネス開発にも活用していくという。
具体的には、DAのツールキットを用いることで、アジャイルデリバリーにまつわる顧客の固有の課題に即したソリューションを継続的に提供できる、システムとチームの両方を構築。また、PMIのDA専門エキスパートとの連携を通じ、顧客への営業活動に対する付加価値向上とネットワーク拡大に寄与し、パートナー企業評議会(Partner Advisory Council)の加入企業としてアドバイスの提供も可能になるとしている。
また、現在行っているアジャイル人材育成に対して、DAが提供する認定資格(DASM/DASSM/DAC)を活用してカリキュラムを強化し、自社だけでなく顧客の変革をサポートできる人材として、DAのコーチング資格を有するコンサルタントの育成と体制強化を進めると述べている。
DAアプローチは、個人、チームそして組織が最適な「働き方(Ways Of Working)」を明確化できるよう方向づける、アジャイルプロセスのカスタマイズ型総合ツールキット。専門家にとってDAは、アジリティ実現のための方法を習得でき、かつ、ビジネスパフォーマンスを向上させることができるものだという。たとえばスクラム、カンバンなどの主要なアプローチのカスタマイズが可能になり、競合他社との違いを生み出す成果をもたらすことができるとしている。
DAは、アジャイル手法、リーン手法、ライフサイクル、戦略を網羅的に収めたライブラリーで、その範囲はアジャイルスキル トレーニングから、バリューストリームの最適化、企業全体のビジネスアジリティのための手引きに至る。これに、様々な状況に応じたその時にふさわしいアドバイスや補足戦略を組み合わせて、選択したアプローチの効果を最適化すると述べている。