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次世代リーダーはどこから生まれる? DXマネジメント人材の育成から始まる“アイスリー式”の変革とは?

DXマネジメント人材育成から組織変革、事業開発まで伴走で支援する「アイスリー式 変革支援プログラム」

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“人材・テクノロジー・組織”全体の変革に伴走する「アイスリー式 変革支援プログラム」

──現在、顧客から寄せられる依頼はどういった内容のものが多いのでしょうか。

山本:DX時代といわれる昨今ですので、やはり「うちにも何らかのアプリやツールを導入したいので、UI/UXのデザインをやってほしい」という、テックイノベーションに関するお問い合わせが多いですね。しかしその場合にも、我々としてはイノベーションの最上流にある「ヒューマンイノベーション」から支援させていただきたいと考えています。先ほども申し上げたとおり、人材や組織が変わらなければ、新しい事業やプロダクトを生み出し、維持することは難しいですからね。

株式会社アイスリーデザイン 執行役員 山本 真吾氏
株式会社アイスリーデザイン 執行役員
山本 真吾氏

 本気でDXを成し遂げるなら、現場が主体となって企業の変革ポイントを探り、明らかにした問題や課題を顕在化させて、それを経営層に対してぶつけるということを繰り返し行っていかなければなりません。まずは、それを実践していけるような土壌を作ります。

 そして、スモールステップで小さな成功体験を重ねて、いずれは自律的に自社を変革させていけるようになることが、最終的には最も良い結果を企業にもたらすでしょう。

──具体的にはどういった支援を提供しているのでしょうか。

山本:「アイスリー式 変革支援プログラム」と名づけたフローに沿って支援を進めていきます。支援の領域は大きく「Human」「Tech」「Ops」の3段階に分かれています。

[画像クリックで拡大表示]

 まずHuman(DXマネジメント人材育成)の支援では、独自の「ヒューマンイノベーションプログラム」を提供します。企業の中から“次世代リーダー”となってもらうための人材を30名ほど選出し、独自に組み合わせたフレームワークをワークショップにて提供することで、思考・意識の変革や、事業の本質課題の抽出、課題解決に向けたアイデア創出などを実践していただくという内容です。

 そして、Humanの段階で炙り出された課題をプロジェクト化して、解決できるようにしていくのがTechの段階です。ここでは、PoCやプロジェクトの評価、アジャイル型の継続開発などを行っていくための支援を行います。

 最後がOpsです。この段階が支援に含まれているのが、SIerやデザインファームとの大きな違いではないでしょうか。プロジェクトでの取り組みを組織に根付かせ、クライアントが自走できるように支援するのです。具体的には、イノベーションを続けていくための仕組みの構築に伴走したり、レギュレーションを整備したりといった支援を行います。必要と判断すれば、人材確保などリソース面での支援をすることもあります。

 これら3段階の支援を、組織ごとに適切なフェーズで順番に提供していくのが、アイスリー式の変革支援プログラムです。

なぜ人材育成からのスタートが成功への近道なのか?

──たとえば、Techの段階の中にある「PoC(実証)」の支援から頼みたいという企業があった場合にも、Humanの段階から支援を行うのでしょうか。

:たしかに、すでに社内で新規事業プロジェクトが動き始めていて、そのPoCを支援してほしいという企業も多くいらっしゃいますね。そういった場合は、その新規事業がそもそも長く続きそうなものなのか、PoCをするだけの価値があるものなのかを共に見直すことから始めていきます。

 たとえば、本業(既存事業)とあまり関連性のない新規事業をいきなり始めてみても、それが上手くいく望みは低いでしょう。その場合は、PoCをやるだけ無駄に終わってしまう可能性が高いです。また、その新規事業やプロダクトが何を目的としているのか、どういった顧客のどのような課題解決を提供するのか、PoCの先にあるゴールが見えていない時点で、PoCを効果的にやれるだけの土台があるとは言い難いでしょう。

 新規事業とは、数年単位で継続し、試行錯誤し、場合によっては突然の方向転換が必要となるものです。それを見越していきなりPoCから始めるのは非常に難しく、無駄な経費と時間を使うだけになってしまう場合が多いのです。それを考えると、やはり人材(Human)や組織(Ops)などを含めた全体の支援フローを行ったほうが上手くいくんですよね。

──DXの“D(デジタル)”の部分において課題を感じている企業が多いけれど、真に重要なのは“X(トランスフォーメーション)”の部分で、それを根付かせるためには人や組織、仕組みの部分から変えていかなければならないということですね。

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学習からイノベーション成功までを即実践、独自の「ヒューマンイノベーションプログラム」とは?

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この記事の著者

フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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