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民主化する「プロトタイピング」の新潮流

ユーザー課題の発見後に残る“価値の未検証問題”──新規事業担当者の武器となるプロトタイピングの実践

ゲスト:株式会社bridge 大長伸行氏、株式会社bridge/S&D Prototyping株式会社三冨敬太氏

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部門横断型プロジェクトでの共通認識の欠如

――開発プロセスにおける「プロトタイピング」の分類というお話でしたが、どの段階のプロトタイピングを今行っているのか。その共通認識が重要ですね。

大長:最近の新規事業の特徴はデジタルを前提にしたものであるということです。今までの新規事業と違い、プロジェクトチームにはビジネスサイドの企画の方から、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーなどが同居しているチームで推進されます。そのような環境では、「プロトタイピング」に関して認識の違いが大きな問題になります。さきほどの分類における「価値」なのか、「実現可能性」や「ルック&フィール」のプロトタイピングなのか。エンジニアやデザイナーの方は「プロトタイピング」という言葉を聞くと、「ルック&フィール」などのプロトタイピングをイメージされることが多く、ビジネスサイドの方は「価値」のプロトタイピングをイメージしていることが多いようです。

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この記事の著者

栗原 茂(Biz/Zine編集部)(クリハラ シゲル)

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