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DXの次のパラダイムシフト「QX」

「スパコン×量子コン」が未来を拓く──東北大学小林教授に聞く、社会実装に欠かせない“適材適所”とは

第4回 ゲスト:東北大学 小林広明教授

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社会実装における在るべき姿

蓮村:首相官邸「新しい資本主義」内「成長戦略」の中で量子が取り上げられたり、内閣府が「量子未来社会ビジョン」を発表したりと、量子コンピューティングへの期待が高まっています。これらのビジョンを実現していくためにはHPCとの連携も不可欠だと思うのですが、量子コンピューティングに世の中の目が集中していることについてどのように感じていらっしゃいますか。

小林:現在は量子コンピューティングの可能性に注目が集まっていますが、実用化がある程度進んでくると、HPCとの共存の重要性が認識されるだろうと考えています。サイバー空間とリアル空間が密接につながり、リアルタイムでデータが分析され、それが社会に還元されていくという未来像があります。そこで量子コンピュータがどのような役割を担い、HPCを含む古典コンピュータがどのような役割を担うかは、今後の技術の進展に依るでしょう。しかし、安心・安全で豊かな社会の実現に貢献するコンピュータシステムの在り方が模索されることは確実です。たとえばEVや自動運転、防災システムなど、それぞれに適したシステムがあり、社会実装する中で改良され、それが社会にフィードバックされて世の中がより良くなっていくのではないでしょうか。

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この記事の著者

梶川 元貴(Biz/Zine編集部)(カジカワ ゲンキ)

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