フォースタートアップスは、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行っており、8月5日時点での国内スタートアップ評価額ランキングを発表した。なお、同社サービス「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」にて調査結果を公開している。
調査結果は以下のとおり。
LegalForceが14位に新規ランクイン、評価額は約802億円に
AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」を運営するLegalForceが14位に新規ランクインし、最新の評価額は802億円となった。なお同社は、AIなどテクノロジーの活用によって、契約書のレビューやそれに紐づく業務を効率化するサービスを提供するスタートアップ。
今月は順位の変動が多く見受けられたといい、「量子水素エネルギー」などのクリーンエネルギーの研究を行うクリーンプラネットが6位に上昇。評価額は1,458億円に達し、先月から159億円増加した。また、新世代バイオ素材開発を行うSpiberと世界初の新素材「LIMEX」の開発を手掛けるTBMの順位に変化が生じたという。
累計資金調達金額300億円超え企業は5社
先月から変化があったのは、新規ランクインを果たしたLegalForce、順位を上げたクリーンプラネット、13位にランクインしたティアフォー。LegalForceは6月に137億円の資金調達を実施しており、累計資金調達金額は約198億7,000万円に達したという。ティアフォーは7月にシリーズBラウンドで121億円の資金調達を実施し、累計資金調達金額は296億円に達したとのこと。同調達はSOMPOホールディングス、ヤマハ発動機、ブリヂストンを引受先とし、自動運転機能のリファレンスデザイン提供、GI基金を活用した総額400億円規模の開発プロジェクトを推進していく方針だとしている。
また、評価額が1,000億円を超える10社の中では、半数以上の6社が100億円以上を調達していることがわかる結果となった。