塩野義製薬とSAS Institute Japan(以下、SAS)は、製薬企業、開発業務受託機関向けに、医薬品開発のためのデータ解析コンサルティングサービス(ライフサイエンス&ヘルスケア向けDXスターターパック)を開始した。
今回、両社が共同で展開する「ライフサイエンス&ヘルスケア向けDXスターターパック」は、SASが提供する「SAS Viya on SAS Cloud」上でのAI/アナリティクス環境である「SAS Viya」に、塩野義製薬やSASコンサルティングサービス、およびSASのパートナー企業が培ったノウハウを予め組み込むことで、ユーザーの業務に合わせたカスタマイズやアプリケーション開発を、ゼロから構築することなく成果創出を可能にするという。
ユーザーは、ハードウェア環境の調達、SAS環境の設計・構築、バリデーション作業、アップデートなどの運用作業からも解放され、解析ノウハウや具体的な活用事例を利用することで、DXを迅速に推進できるとしている。
これにより、業務やデータ分析へ最適なリソース投入が可能となり、ノウハウを効率的かつ効果的に共有することで、データサイエンティスト・データエンジニア育成の加速が期待でき、製薬業界のデータ活用、DX推進に貢献すると述べている。