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デロイト トーマツ、協創型コンソーシアム「インシュアテック アトリエ」を立ち上げを発表

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 デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト トーマツ)は、2022年10月3日にオープンした「デロイト トーマツ イノベーションパーク」を拠点として、保険エキスパートによるコンサルテーション、テクノロジーアセット、ネットワークを提供しながら、参加するスタートアップ企業を未来の保険業界を形成するインシュアテック企業として育成していく協創型コンソーシアム「インシュアテック アトリエ(InsurTech Atelier)」を立ち上げた。

事業背景

 保険業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)では、従来のような開発した保険商品を様々なチャネルを通じて顧客に販売するビジネスモデルから、サービスプラットフォーム上で保険商品に限らない様々な商品・サービスを組み合わせた顧客体験を重視したサービスを提供するビジネスモデルへの変革が進んでいる。そのため、ヘルスケア、ウェルネス、モビリティといった主要な保険分野に限らず、気候変動、宇宙、メタバースなど多様な分野・場面のリスク・機会に対してのアナリティクスやアプリケーション、ブロックチェーン活用など様々なテクノロジーの活用が保険業界には絶え間なく求められているという。

 一方、国内では潜在的に保険業界で大きなビジネスを生み出す技術を持ちながら、そのポテンシャルに気付いていないスタートアップ企業が多数存在。これらの企業がそのポテンシャルを認識し保険業界に目を向け、ソリューションを磨いていくことで、保険業界の発展も加速し、スタートアップ企業と保険業界が有機的に結びつき日本ならではのインシュアテックエコシステムが発展していくものと期待。

 そこで、有望と考えられるスタートアップ企業に対して各種イベントを通じて保険業界のビジネスドメインとしての魅力を伝え、ネットワーキングや個別のコンサルテーションなどの支援、更には協働でのソリューションづくりを行うことで、日本独自のインシュアテックエコシステムを育むことを目的とした「インシュアテック アトリエ」を立ち上げた。“アトリエ=工房”の名前が意味するように、このコンソーシアムから保険サービスを革新する”創造的なインシュアテック作品“を生み出すため、次のような活動を具体的に予定しているという。

「インシュアテック アトリエ」が予定している主な活動

1:ネットワーキング

 月に1回程度の頻度で個別テーマに関連するスタートアップ企業を集め、保険業界の魅力や課題、また海外の先進事例をシェアしながら どんな貢献ができるか議論。テーマ予定としては、Web 世界における保険業界の未来、災害被害の撲滅、気候変動抑制に向けた保険業界ができること、超高齢化社会における保険業界が果たす役割、中小企業を支える保険業界の役割などを挙げている。

2:コンサルテーション

 保険会社との協業を目指すスタートアップ企業との個別コンサルテーションを実施し、自社の技術やソリューションがどのように保険業界に活用できるかをエキスパートとともに検討

3:協働アセット開発

 デロイト トーマツが持つテクノロジーアセットやリソースも活用しながら、スタートアップ企業の持つ技術やソリューションを活かした新しい保険業界のソリューションを開発

4:保険会社との協業支援

 デロイト トーマツの提案、デリバリーするプロジェクトに新たなソリューションを組み込むなどの方法で、スタートアップ企業と保険会社の協業を支援

 なお、「インシュアテック アトリエ」には「保険×事業開発×スタートアップ」という独自の強みを発揮しコンサルティングサービスなどを提供しているAgent Tech Consultingも参画し、プラットフォーム系のビジネスを展開する事業会社と保険会社との協業など、様々なプロジェクトを多数推進した知見と経験を背景に活動を強くサポートするとして。

 「インシュアテック アトリエ」は、今後海外スタートアップの発掘の取り組みとの融合やデロイト トーマツ イノベーションパークのリソースを活用したPoC 環境の整備、保険業界のイノベーションを加速すための政策提言など活動の幅を広げ、日本発のインシュアテックサービスの開発、インシュアテック企業のアクセラレーション、更にはインシュアテックエコシステムの発展に取り組んでいくとした。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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