出光興産とJ-オイルミルズは、サーキュラーエコノミーの実現に向け、バイオ原料確保によるSAF製造・プラスチックリサイクル・バイオ化学品活用などのバイオマス事業の構築に関する検討に共同で取り組むことに合意し、覚書を締結した。
同合意により両社は、食料と競合しない非可食油原料樹の持続可能な植林と搾油ノウハウの活用を通じた植物原料の確保によるSAFの製造・サプライチェーンを構築。加えて、同植林によるCO2固定量の拡大、使用済みプラスチックのリサイクル品やバイオナフサを用いたバイオ化学品の梱包材への使用など、バイオマス事業構築に関する検討を行うという。
両社は今後、生活に欠かせない「油(あぶら)」を接点とした共創によるバイオマス事業の早期実現を目指し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献するとしている。