伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、5Gネットワークによる低遅延の通信環境で、メタバース(仮想空間)での複数ユーザーによる共同開発を可能にする「Omniverse on MEC」を提供開始する。
Omniverse on MECは、NTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する通信ネットワークサービス「docomo MEC」に、メタバースの開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse Enterprise(以下、Omniverse)」を組み合わせたプラットフォームサービス。docomo MECでは、セキュアな閉域網でNTTドコモの5G通信による高速な通信環境を利用でき、Omniverseでは、様々な3Dデータを取り込み、物体の形状、位置、表面の質感や光源などを精緻に表現できるという。
docomo MECとOmniverseの組み合わせにより、セキュアで快適な通信環境で3Dコンテンツの制作やレビューなどの協調作業を進められるとしている。
同社は今後、業務プロセスの改善や効率化を求める製造業や建設業の顧客を中心に、同サービスを提供するという。