あなたはそこに、何を描きますか?
私はあなた方の上司と仮定します。そこで、紙とペンを用意してほしい。用意ができたら30秒で日没している絵を描いてください。
読者の方々も、30秒タイマーをセットし、実際に描いてみてほしい。
……さて、描けただろうか?
私は、何を紙に書いたか透視する力があります。海、水平線、山、鳥、木があって。そんな感じだと思います。さて、全く違う日没を描いてらっしゃる方は?
あ、いらっしゃいますね。大変興味深いですね。月から太陽が見える景色ですね、ああ。素晴らしいですね。あなた、採用です。
カステラルノ氏は、上司として我々にプレッシャーをかけたのだ。30秒で結果を出せと。これは普段、我々が感じている何かと似てはいないだろうか。そう、日々結果を出せ出せと言われる企業において、である。
このテストは、我々がクリエイティブだとかそうでないだとかをはかるものではなく、プレッシャーに潰されるとき、人は典型的な考え方になりがちであり、クリエイティブな考え方ができなくなるということを我々に教えてくれるのだ。
我々の持つ潜在的なパフォーマンスを発揮できるようなビジネス環境のほうが、実は少ないのではないだろうか。しかし、日々の業務における小さな成功とその先にある大きな成功を掴むには、ひとりひとりが主体となってイノベーションを巻き起こしていかねばならない。
どんな難しいことをすれば良いだろうか?決して難しくはない。
現状を脱し、イノベーションを推進するためには、誰もが“7つの約束”を守れば良いのだから。