IDEOとDropboxで培った「イノベーションを加速させる7つの秘訣」とは?

SoftBank World 2015 セミナーレポート:第1回

 7月30日、31日の2日間、ソフトバンクグループ主催の「SoftBank World 2015」が開催された。本レポートでは、1日目に行われた講演のひとつ、「イノベーションを加速させる秘訣とは」の模様をお届けする。登壇者は、IDEOでクリエイティブ ディレクターを務め、現在Dropboxのグローバルデザインおよびイノベーションを率いるアレックス・カステラルノ氏。人はどうすればイノベーションを巻き起こすことができるか。

[公開日]

[講演者] アレックス・カステラルノ [取材・構成] 吉田 千夏 [編] BizZine編集部

[タグ] デザイン思考 クリエイティブ 事業開発 イノベーション・リーダー

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あなたはそこに、何を描きますか?

Dropbox アレックス・カステラルノ氏

私はあなた方の上司と仮定します。そこで、紙とペンを用意してほしい。用意ができたら30秒で日没している絵を描いてください。

 読者の方々も、30秒タイマーをセットし、実際に描いてみてほしい。
……さて、描けただろうか?

Dropbox アレックス・カステラルノ氏

私は、何を紙に書いたか透視する力があります。海、水平線、山、鳥、木があって。そんな感じだと思います。さて、全く違う日没を描いてらっしゃる方は?
あ、いらっしゃいますね。大変興味深いですね。月から太陽が見える景色ですね、ああ。素晴らしいですね。あなた、採用です。

 カステラルノ氏は、上司として我々にプレッシャーをかけたのだ。30秒で結果を出せと。これは普段、我々が感じている何かと似てはいないだろうか。そう、日々結果を出せ出せと言われる企業において、である。
 このテストは、我々がクリエイティブだとかそうでないだとかをはかるものではなく、プレッシャーに潰されるとき、人は典型的な考え方になりがちであり、クリエイティブな考え方ができなくなるということを我々に教えてくれるのだ。

我々の持つ潜在的なパフォーマンスを発揮できるようなビジネス環境のほうが、実は少ないのではないだろうか。しかし、日々の業務における小さな成功とその先にある大きな成功を掴むには、ひとりひとりが主体となってイノベーションを巻き起こしていかねばならない。
どんな難しいことをすれば良いだろうか?決して難しくはない。
現状を脱し、イノベーションを推進するためには、誰もが“7つの約束”を守れば良いのだから。

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