デロイト トーマツ グループは、今年で調査開始から26回目を迎えるGlobal Powers of Retailingの最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング2023」を発表した。
同レポートは、全世界の小売企業から2021年度(2022年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社のランキングを地域別、商品セクター別に分析しているほか、急成長小売企業50社と上位250社へ新たに加わった企業について解説し、小売業を取り巻く世界経済の展望をまとめている。
また、今年度のレポートでは、「小売業界におけるサステナビリティ」と題して、世界の小売企業幹部のインタビューと共に、小売企業が今後サステナビリティ領域に関して進むべき方向性についても解説しているという。
調査結果(概要)
- 上位250社の総小売売上高は5兆6,505億米ドル(前年度は5兆1,000億米ドル)
- 平均小売売上高は226億米ドル(前年度は204億米ドル)
- 2016年度から2021年度における小売売上高の年平均成長率は5.7%
- 上位10社のうち、トップ6社は前年から順位に変化はなく、1位のWalmartに続き、Amazon.comが2位
- 昨年、中国企業として初めて上位10位に入ったJD.comが昨年より順位を2つ上げ7位を獲得
- 日本企業の首位が入れ替わり、セブン&アイ・ホールディングスがトップに
- オーケーが新たに245位にランクインを果たし、日本企業のランクイン数は昨年より2社減の27社
250社のランキング詳細や急成長小売企業50社の一覧、地域別の動向、商品セクター別の動向などについてはレポートを参照。