三菱商事は2023年6月6日、子会社であるオランダの総合エネルギー事業会社N.V. Eneco社(以下、Eneco)とともに、欧州における再生可能エネルギー(以下、再エネ)の開発およびグリーン水素の製造・販売を行うことを目的として、Eneco Diamond Hydrogen B.V.(以下、Eneco Diamond Hydrogen)を設立した。
Eneco Diamond Hydrogenは、Enecoが培ってきた再エネ開発の知見・経験と、石油・化学・鉄鋼・海運などといった業界との三菱商事のネットワークを活用し、オランダを起点として欧州域内の再エネ開発およびグリーン水素製造・販売事業に取り組むとしている。
三菱商事は、中期経営戦略2024にてEnergy Transformation(EX)戦略を掲げ、脱炭素ソリューション提供を通じたエネルギーセクターの低・脱炭素化に取り組んでおり、その一つとして、今回の事業に注力していくという。Eneco Diamond Hydrogenを通じて獲得した知見を他地域にも展開し、今後も脱炭素社会の実現に貢献していくと述べている。