「継続性がある」デジタルネイティブなデザイン
デジタルネイティブなプロダクトづくりには、デジタルネイティブなデザインが必要になってきます。デジタルネイティブなデザインの特徴を網羅的に示すことは難しいですが、2つの観点から整理することができます。
まず、はじめに「デザインプロセスがオープンでコラボレーティブな点」です。これは、特にデザインツールの変化に現れています。もっともわかりやすいのは、2016年に登場したFigmaです。デジタルネイティブなプロダクトのUIデザインツールとしては後発であり、当時Sketchが利用者の70%近くを抱えていましたが、デザイナー向け情報サイト「UX tools」によって2022年に4,000人を超えるデザイナーに対して実施された「Design Tools Survey」によれば、その順位は逆転し、90%近くのユーザーがFigmaを利用する状況となっています。