オカムラは、人工知能(AI)ソリューションを提供するシナモン(以下、シナモンAI)と資本業務提携を締結した。
シナモンAIは、ビジネスAIソリューション実現のため、AIコンサルティングとAIプロダクトを提供。人工知能研究開発機能をベトナムおよび台湾に構え、AI人材を獲得・育成するエコシステムを構築するなど、DXやAI活用の推進を支援しているという。
オカムラでは、業務プロセスの効率化を図る業務DXの取り組みの一つとして、AI活用による積算作業の効率化のプロジェクトを推進。シナモンAIの画像認識技術を活用してオフィスのレイアウト図面からデスクやチェア、キャビネットなどの什器を認識する検証を進めている。検証を進める中で、シナモンAIの技術が「業務のDX」にとどまらない様々な取り組みでの活用が期待できることがわかり、今回の資本参加を決定したとしている。
シナモンAIとの提携・共創を通じて、DX戦略である社会・顧客の体験価値向上と新規ビジネスの創出を目指す「事業のDX」、業務プロセスの効率化と従業員の体験価値向上を図る「業務のDX」の実現に向けた取り組みの推進を図り、新たな価値創出を目指すという。
今後展開を想定している需要予測やレイアウト作図自動化へのAIの活用といった業務のDXから、AIを組み込んだ新サービスの創出やAIデータ解析による顧客価値の最大化など、事業における製品・サービスの高度化を目指した事業のDXまで、新たな価値創出を目指した取り組みを進めていくとしている。