スタートアップM&Aが大企業の非連続な成長を実現させる
及川:確かに、一時期の資金調達バブルが落ち着いた今は、スタートアップのExitについてフラットに議論しやすいタイミングだと思います。その点でも、今回の「オープンイノベーション促進税制 M&A型」の導入はタイムリーでしたね。
話は少し戻りますが、先ほど国内のIPO偏重を是正したい理由として、最初に「IPO後の成長力」を挙げられました。こちらは昨年11月の「スタートアップ育成5か年計画」の中で掲げられた目標である「ユニコーン(設立10年以内で、企業評価額が10億ドル以上となった非上場のテクノロジー企業)100社」にもつながる話ですね。