伊藤忠商事、鹿児島県の奄美大島に位置する宇検村、上智大学などを運営する上智学院（以下、上智大学）、日本航空（以下、JAL）の4者は、宇検村での環境保全と地域振興に取り組む事を目的に連携協定を締結した。

　宇検村では、2014年から地元の小学生によるマングローブ植林活動を行ってきた。伊藤忠商事はその趣旨に賛同し、生物多様性の保全や、ブルーカーボン・クレジットの創出も視野に、2021年より植林活動を支援。また上智大学とJALについては、2022年より共同で環境保全と観光促進の両立で地域活性化を図るモデル（奄美モデル）の構築を宇検村にて行い、シンポジウムなどで取り組みを発信しているという。

　これら2つの取り組みを連携し、4者が有する人的・物的資源や専門的知見を活かしながら、宇検村が目指すゼロカーボンシティや生物多様性の保全・回復を推進。自然と人が共生する関係の構築および新たな人流を創出し、持続可能な地域活性化に取り組むとしている。

　連携・協力事項は以下のとおり。

• マングローブ植林への人的・物的資源の提供
• マングローブ植林への学術的知見の提供、自然環境への影響調査
• 体験型エコツーリズムなどの企画・実施による新たな人流の創出
• ブルーカーボン・クレジットの検討・創出
• 自然体験による次世代青少年育成