社内で効果を発揮する「グラレコ」を活用する、3つの会議
1 新顔が多いキックオフ会議
新しいスマホアプリを企画開発するプロジェクトでのことである。
このプロジェクトを始めるにあたり、特別に集められたメンバーでチームを編成することになった。その顔合わせとなるキックオフ会議では、サービスオーナーにプロデューサー、プロマネにディレクター、UXデザイナーにUIデザイナー、エンジニア、エンドユーザーのコミュニティ代表者、チーム編成に協力した人など10名を超える参加者が集まった。もちろん、初めて顔を合わせる人もいる。この状況で、顔と名前を一度に覚えなくてはならない。誰が、どんな役割を担うのか? この人の得意技は何か? 一回の会議で記憶するのは至難の業だ。
そこで私は、自分のノートにグラフィックレコーディングを行った。自分から見てどの方向に、どんな人が座っているのか。位置関係に合わせて、似顔絵とプロフィールや実績をメモしていった。それが、このノートだ。