西日本電信電話（以下、NTT西日本）とテルウェル西日本は、ugoと協力し、ビル管理業務をスマート化するロボティクス・ソリューションの実現に向けた実証実験を開始する。
同実証実験では、複数のサービスロボット導入がスタンダードになる時代を見据え、ugoの「ロボットハードウェア機能」、NTT西日本グループの「ロボットサービス・地図シェアリング技術」を組み合わせ、効率的なビル管理の実現を目指す。異なる機能を持つロボットが、データ連携により、同一空間にて共調して動くことを検証するという。実証実験の概要は以下のとおり。
実施内容
- 清掃ロボットと清掃員がプラットフォームを通じて、清浄度データを受信し、清掃活動を実施
- 点検・警備ロボットが施設内の巡回警備、消防、照明設備点検、紛失物確認など複数業務をしながら環境センサーで清浄度を測定
実施期間
- 2023年11月20～27日
役割分担
- NTT西日本・テルウェル西日本：地図シェアリング技術の提供
- テルウェル西日本：ロボ★メンの提供
- ugo：ugo Platformの提供
NTT西日本グループとugoは、同実証実験を通じてビル管理業界が直面する人材不足などの課題に挑み、異なる種類や多様な機能を具備するロボットが一つのプラットフォームでつながり、共調することによって、新たなサービスの展開を目指す。また、同実証実験での成果やノウハウについては、同様の課題を抱える業界や分野への展開も検討し、日本の人材不足の解消と社会のスマート化の推進を目指すとしている。
