アビームコンサルティングは、日本およびアジアを起点に社会・産業・技術の変化を捉え、企業や公共団体が将来向き合う経営アジェンダを先取りする組織「Intelligence & Research Institute(IRI)」を始動した。次世代の変革テーマの創出から先端技術・手法の開発、実証・初期実装までを一体で推進する組織で、同社が日本・アジアで培ってきた産業知見、テクノロジー知見、変革現場における実践知を結集する。

背景には、生成AIや量子技術、ロボティクスをはじめとする先端技術の進展、経済安全保障への関心の高まり、地政学リスクの複雑化がある。企業には、現在顕在化している課題への対応に加え、変化の兆しをいち早く捉え、それが自社の経営や事業にどのような意味を持つのかを見極めて将来の経営アジェンダとして設定し、新たな成長機会や社会課題の解決につなげることが求められている。
IRIは、グローバルのトレンドを各国・地域の産業構造や商習慣、規制、現場環境を踏まえて読み解き、日本・アジア発の視点と実践知を掛け合わせた独自のIntelligenceとして発信する。さらに、技術起点の可能性を経営課題に翻訳して変革テーマを創出し、多様な専門性を持つステークホルダーとの共創による技術・手法の開発、実証、初期実装までを担う。研究テーマごとに問いと仮説を設定し、「問い→Research→Intelligence→変革テーマ→実証・実装→Outcome→新たな問い」というサイクルを継続的に発展させる。
取り組む領域は、産業競争力強化・先端製造、社会イノベーション、新産業創出、AI・デジタル・次世代技術、レジリエンス・経済安全保障の5つ。今後は国内外30を超える産官学の団体・地域エコシステムやアカデミアとの連携基盤を土台に、企業や行政機関、研究機関、業界団体などとの共創ネットワークの形成と、実証フィールドの確保・運営を進める。
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