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「大企業による新規事業」のリアル

「日経テレ東大学」プロジェクトを牽引する遠藤氏が語る、新規事業開発の“勝ち筋”

第22回 ゲスト:テレビ東京コミュニケーションズ 遠藤哲也氏

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 1年で登録数が39万人を超えた「日経テレ東大学」YouTubeチャンネル。急成長するプロジェクトを牽引するのは、株式会社テレビ東京コミュニケーションズの遠藤哲也氏。大企業を渡り歩いたのち起業。現在もベンチャー企業の戦略アドバイザリーとパラレルキャリアで事業を進める遠藤氏に、大企業での事業開発の課題と勝ち筋を伺いました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。
※取材はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保って行っています。

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テレビ東京コミュニケーションズとベンチャーのパラレルキャリア

畠山和也氏(以下、敬称略):遠藤さんは以前から様々な事業を立ち上げていらっしゃるんですよね。今も別会社のアドバイザリーをしながらテレビ東京コミュニケーションズで働いていると聞きました。まずは、これまでの経歴を教えてください。

遠藤哲也氏(以下、敬称略):ファーストキャリアは金融業界で、リテール営業を3年ほどやっていました。その後は、デジタルメディアマート(現 合同会社DMM.com)でM&AやPMIを。たまたま「DMM.com」が急成長している時期で、若いときにいろんな経験をさせてもらいました。そこで買収した会社のリードをとって、事業責任者を数年やったあと、コンサルティングファームに移りました。

 そういったキャリアを積むと、次は「スタートアップの役員になる」か「自分で会社を立ち上げる」かの二択になります。私の選択は、まずスタートアップの役員を経験、最終的に起業でした。輸入貿易の会社やSaaS開発の会社などを立ち上げ、結果、大きな失敗も経験しました。

畠山:複数社を同時に立ち上げたんですか?

遠藤:1社ずつです。直近で立ち上げた会社をバイアウトしたあと、細々と事業コンサルをやっていたときに、テレビ東京コミュニケーションズから声をかけられて今に至ります。テレビ東京コミュニケーションズでは、主に事業開発の部署のマネジメントを担当しています。

 「テレビ東京グループでいかに新しい収益スキームを作るか」が私のミッションなので、最短で高収益スキームが作れる事業を模索しています。出資が最短なのであれば出資をするし、事業開発が最短なのであれば事業開発をする。今注力しているのは、経済ラボというプロジェクトで進めている「日経テレ東大学」というYouTubeチャンネルの開発です。1年で登録者が39万人を超えており、現在も急成長中です。

畠山:1年でその数字はすごいですね。その話を詳しくお伺いする前に、遠藤さんがアドバイザリーを務めるベンチャーの話を聞いてもいいでしょうか。

遠藤:全国にお墓をいくつも立て、そのお墓をクラウド上で管理する株式会社のうこつぼというベンチャー企業のアドバイザリーをしています。たとえば、北海道でお墓を購入した人が沖縄に転勤することになったとします。これまでは、お墓を残したまま行くか、墓じまいをして、沖縄でもう一度お墓を作るかという二択だったのですが、のうこつぼではサブスクリプションサービスで全国のお墓を提供しており、どこに転居したとしても、その近くにお墓を移すことができます。現在は175寺院、合計3,600室のお墓を構えています。

 寺院は他の産業と比べてもDXがはるかに遅れている領域です。この領域にいかにDXを導入していくかが、今後の開発戦略になります。

畠山:BtoCのサービスから始まって、BtoBの方に移行しようとされているフェーズということですね。

遠藤:おっしゃる通りです。

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この記事の著者

佐藤 友美(サトウ ユミ)

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