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ロームとQuanmatic、製造工程最適化の実証で生産効率改善を確認 2024年4月本格導入へ

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 ロームは、Quanmaticと協働で、半導体製造工程の一部であるEDS工程に量子技術を試験導入し、製造工程における組合せ最適化を目指す実証を進めてきた。今回、生産効率改善において一定の成果が得られ、2024年4月の本格導入を目指すという。

 両社は、2023年1月よりEDS工程における様々な制約条件を考慮した量子ソリューションを用いたオペレーションシステムの検討を開始。Quanmaticが持つ早稲田大学・慶應義塾大学の研究に基づく量子計算技術効率化のプロダクト群や、量子と古典計算技術を駆使した計算フレームワークおよび定式化技術に、これまでロームが蓄積してきた知見とノウハウ、各種データを融合させることで、2023年9月にプロトタイプの構築に成功したとしている。

 同プロトタイプをロームの国内外の工場に試験導入し検証した結果、稼働率、納期遅延率などのターゲットとする指標をそれぞれ数%ずつ向上できるという実証成果が得られたとのこと。アルゴリズム化によって計算時間も短縮されるため、製造条件の変更に合わせたタイムリーかつ最適なオペレーションが可能になるという。

 両社は今後、連携を深めるとともに、海外工場での試験運用を重ねることでオペレーションシステムの精度向上を図り、2024年4月の本格導入を目指していくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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