フィンテック事業を展開するエンペイは、MIXI、DNX Ventures、Spiral Capital、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、GMOペイメントゲートウェイ、旺文社ベンチャーズの7社を引受先とした第三者割当増資に加え、商工組合中央金庫からの融資を合わせて総額8.5億円を資金調達。併せて、MIXIとの資本業務提携も発表した。
エンペイは「やさしいフィンテックを。」をミッションに掲げ、集金業務のキャッシュレス化・DX化を実現するという「enpay」、口座振替による集金業務を便利にするという「koufuri+」、教育施設や子どもたちを支援するための決済手段「enpayウォレット」を提供している。
これらの事業における新たな市場創出と業界課題解決のサポートを強化するため、プロダクト開発と組織の拡充を中心に投資する予定だとしている。
- 調達金額:8億5,000万円
- 調達方法:第三者割当増資、融資
第三者割当増資引受先(順不同)
既存投資家
- DNX Ventures
- ちゅうぎんキャピタルパートナーズ
新規投資家
- MIXI
- Spiral Capital
- HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND(株式会社博報堂DYベンチャーズ)
- GMOペイメントゲートウェイ株式会社
- 旺文社ベンチャーズ
融資
- 商工組合中央金庫
エンペイの事業状況について
2020年より「enpay」を展開、2023年からは「koufuri+」の提供を開始し、保育園、幼稚園、小学校、学童など教育関連施設を中心に導入されているという。
また、最近新たに「enpayウォレット」の提供を開始。enpayを利用中の教育施設に、enpayウォレットを通じて支払いを行うことで、施設や子どもたちを支援できる決済手段だという。
enpayウォレット事業では、子どもや家族、教育に関するサービスを提供する事業者や教育施設との連携を強化していると述べている。
MIXIとの資本業務提携
加えて、同社はMIXIとの業務提携を発表した。
MIXIが提供する「家族アルバム みてね」を含むサービス群とエンペイの持つアセットを掛け合わせ、お互いのユーザーに新たな価値を提供するべく、新規事業の創出などに取り組むとしている。
これまでエンペイでは保育、教育施設と保護者間における集金業務の改善に注力してきたが、今回新たにenpayウォレットのリリース、またMIXIとの業務提携により、子どもを取り巻くお金の流れをなめらかにすることを目指すという。