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唐澤俊輔氏が語る、ビジネスモデルと対をなす「組織カルチャー」の作り方

アジャイル経営カンファレンス 2024 レポート

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「ビジネスモデル」と対をなす「カルチャーモデル」

 カルチャーが変革のドライバーとなった例として唐澤氏は、Netflixを紹介した。Netflixは、「Freedom & Responsibility(自由と責任)」をカルチャーにイノベーションを起こしている。できるだけ従業員にルールを課さず、休日も自由に決めさせ、その代わりに成果が出ない場合には厳しく責任を求める企業カルチャーがあったからこそ、郵送DVDレンタルから動画ストリーミング会社、さらにコンテンツも作り上げるエンターテインメント会社へと進化することができた。彼らは「カルチャーデッキ」と呼ばれる125枚のスライドで、目に見えない“会社のカルチャー”を世界中で徹底して共通化している。

 一方、カルチャーは足枷にもなりうる。東芝が2015年に不適切会計として1,500億円以上の利益をかさ上げしてしまったケースはその一例だ。第三者委員会が原因の特定を行ったところ、トップが数字を改ざんの指示をしたわけではなく、上にものを言いにくい組織風土、数的目標に達成しなかった報告をすると咎められる風土により、現場が自ら改ざんしたことがわかってきている。当然、トップはそういったカルチャーを作ろうとしていたわけではない。それでもカルチャーはこのように思わぬ結果をもたらすこともあるのだ。

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フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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