KDDIは、働き方改革を通じて成長を目指す企業を選ぶ「日経スマートワーク大賞2024」のイノベーション力部門賞を受賞した。
日経スマートワーク大賞は、日本経済新聞社が全上場企業および有力な非上場企業を対象に実施した「日経スマートワーク経営調査」の結果に基づき、外部審査委員会が「人材活用力」「イノベーション力」「市場開拓力」などを総合的に審査し、エクセレントカンパニーを選出するもの。今回は834社(うち上場企業775社)が回答したという。
受賞理由(日経スマートワーク大賞2024の発表文から抜粋)
総合ランキングは最高ランクとなる5つ星(偏差値70以上)を獲得。評価軸3部門のうち「イノベーション力」「市場開拓力」の2部門で「S++」を獲得した。ITスキルレベル4相当以上のIT人材や博士課程修了者の高度専門人材といったイノベーションに欠かせない専門人材比率の高さも「新事業・新技術への投資」で高い評価を得た。また、ベンチャー企業や産学連携の共同開発件数の多さが「社外との連携」で、提案制度に対する投資件数の多さが、「イノベーションを推進するための社内制度」で評価を伸ばしたとしている。
イノベーション推進に関するこれまでの主な取り組み
オープンイノベーションの推進
- 2011年から企業連合でスタートアップの成長を支援し事業共創を目指す事業共創プラットフォーム「KDDI ∞ Labo」を運営。スタートアップ支援・事業連携・事業共創を創出
- 2012年からコーポレートベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」(以下、KOIF)を開始。「KOIF1号」「KOIF2号」と現在活動している「KOIF3号」を合わせ、運用総額約300億円規模で、AI・IoT・データマーケティング・フィンテック・B2B SaaS・エンターテインメントなど幅広い事業領域のスタートアップへ出資。2023年7月7日時点で、国内外のスタートアップ134社へ出資
人材育成
- 「人財ファースト企業への変革」を目指し、プロ人材の活躍と挑戦心あふれる企業風土の醸成により、イノベーション創出を推進
- 具体的な取り組みとして、2020年度に社内人材育成機関「KDDI DX University」を設立し、DX人材の育成を実施。2024年度末までに役員および全社員が受講必須となっている「DX基礎スキル研修」は、2022年度末までに6,222名が修了
- 2023年度から、AI応用・Web3.0などの専門講座の拡充と、全社員を対象とした生成AI活用ワークショップを開始
KDDIは今後も、社内外との連携推進に取り組むことでイノベーションを創出し、パートナーとともに社会の持続的成長と企業価値の向上を目指すサステナビリティ経営を推進していくという。