東芝デジタルソリューションズは、倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite/WES」と、倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」の新バージョンを2月16日から提供開始する。
今回提供を開始するLADOCsuite/WESの新バージョンでは、倉庫にトラックを接車して荷物の積込を行う場所(バース)の管理最適化機能を新たに実装。出荷要件に応じて最適なバース利用計画を立てることが可能だという。また、LADOCsuite/WMSの新バージョンでは、ウイングアーク1stのオンライン配車業務プラットフォーム「IKZO Online」とデータ連携が可能に。荷主と運送会社をつなぎ、配車・運行管理・連絡業務の効率化を実現できるとしている。
新バージョンの概要は以下のとおり。
倉庫運用最適化サービス「LADOCsuite/WES」出荷バース最適化機能
出荷指示、使用される倉庫のバース、トラックの出発時間、積み回り倉庫の有無などの情報をもとに、出荷遅れなく、かつ荷待ち時間が最小となるようバース計画の最適化を行う。東芝の研究開発センターの数理最適化技術を適用することで、複数棟の倉庫の積み回り順序など複雑な組み合わせを最適化し、バース使用時間を最小化する計画作成が可能となり、ドライバーの荷待ち時間削減に貢献。LADOCsuite/WMSとの連携により、最適化されたバース計画に対して倉庫内の出荷作業を連動させ、ピッキングからトラックへの積み込みまでトータルで出荷作業の効率化を実現するという。
倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」「IKZO Online」とのデータ連携
IKZO Onlineは、運送取引の発注処理から請求処理まで一気通貫でデジタル化できる配車業務のプラットフォーム。LADOCsuite/WMSとIKZO Onlineのデータ連携により、荷主と運送会社がオンラインでつながり、企業間をまたがる配車・運行管理・連絡業務をシームレスに連携できる。また、配車に関する受発注業務をデジタル化し、事務処理を効率化。運送会社が運送業務を下請け業者に委託している場合には、データ連携により、倉庫の積込予定時間、積載する荷物などの情報が荷主から実運送会社まで一気通貫で共有可能だとしている。