朝日広告社は、新規事業をクリエイティブディレクターと共創するソリューション「ASAKO Innovation design lab」(以下、AIDL)を開発した。
同ソリューションは、「新規事業の良いアイデアが出てこない」や「新規事業を担う人材が育たない」など、自社の新規事業開発に課題を抱えている企業や、従来型の事業開発アプローチに限界を感じている企業を対象としているという。AIDLの提供内容は以下のとおり。
クリエイティブディレクターの並走によるクリエイティブジャンプの促進
生成AIを活用しながら、アイデアの視点を拡張。様々な業種を担当してきたクリエイティブディレクターが、幅広い視野や常識にとらわれない発想を提供することで、事業アイデアのクリエイティブジャンプを促すとしている。
イノベーションフレームワーク活用とエフェクチュエーション的アプローチ
AIDLのイノベーション開発プロセスは、成功した起業家の思考プロセスと行動パターンを体系化したエフェクチュエーション的なアプローチに、最新のイノベーション理論を組み合わせて構成されている。市場規模や事業成長の見込みなどからアイデアを発想するのではなく、自社の強みの組み合わせなどから新規事業を創出し、市場での成長を目指す。また、各工程で生成AIを活用していくという。
学びとノウハウの定着を促すアクティブラーニングによる事業開発
まず個人が自習を行い、その独自の考えやアイデアをチームで共有し合うことで、新規事業を共同で開発。このプロセスにより、一方的に学びを受ける受動型ではなく能動型の学びになるため、新規事業開発を行うノウハウや知見の定着を促進し、社内でのイノベーション人材の育成にもつながる。また、ノウハウが定着するため、後進育成にも結びつくとしている。