200以上のサービスの顧客体験を統合する組織力
藤井:事業やサービスを横断する組織をいかに構築するかは、DXブーム以降の重要な問題だと思うんです。
ビービットは2023年6月に「『DXのゾンビ化』と顧客体験戦略」というレポートを発表しました。「DXのゾンビ化」とは、データ基盤やDX組織は整備されたにもかかわらず、「どのような体験を、誰に届けたいのか」が明確でないために、DXが形骸化している状態を指します。昨今のDXブームのなかで、データ基盤の構築や顧客IDの統合、顧客接点の強化などに取り組み企業は格段に増えました。DX人材の育成や採用にもかなり力が入れられています。